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筆ペンで楽しく!カリグラフィーに挑戦してみよう!

こんにちは。

突然ですが、お家で眠っている筆ペンはありませんか?年賀状の宛名やちょっとした一言メッセージを書く時、筆ペンだと迫力が出ますよね。メーカーそれぞれで違いがあり、書き比べてみるのもとても楽しいです。中には写経用筆ペンなんてものもあり、それを手に入れた人はもう写経するときに墨をすらなくていいという、素晴らしい特権が与えられます。やろうと思えば玄関を開けて二分で写経が出来るわけです。

そんな素敵な筆ペンですが、一つ不服に思っていることがあります。それは、


筆ペン、他の文房具に比べて出番が少ない


ことです。こちらの画像をご覧ください(画像元 https://ja.wikipedia.org/wiki/筆ペン)。



え、これだけ?

1970年代から使われているものなのに?ウィキペディアにはこれだけしか書いてないの?鉛筆のウィキペディアは、12項目にもわたって書かれているのに、万年筆に至っては、世界各国の変遷にまで追っているのに?

筆ペンは用途すら書いてない……。






私は判官ひいきなので、筆ペンを応援したくなってしまいました。

そこで、今回の企画では、ウィキペディアで少し雑に扱われてしまっている筆ペンの名誉挽回を図りたいと思います。

題して、




です。

筆ペンというからには、その強みはやはり文字を書くことです。従来の筆ペンは、主に縦書きの文を書くために用いられてきましたが、本当は横書きにも、英字にもとっても使いやすいものなのです。この記事を読めば、筆ペンでお洒落な文字が書けるようになり、「意外とやるじゃん筆ペン」と、あなたの中で筆ペンの存在がまた違ったものになると思います。では早速挑戦しましょう。


1.手順

まずは手順を書きますね。手元に筆ペンを用意してください。

① 筆ペンで色々と線を引いてみる。太い線、細い線、だんだん細くなる線…etc、

まずは筆ペンの書き味に慣れましょう!

② 書いてみたい書体を用意する(ここでは英字を想定。AからZまで揃っている一覧があるとなおよい)。フリーフォントから探してみるのはいかがでしょうか。

③ 用意した書体を真似して書いてみる。はじめは印刷したものを上からなぞって練習するとうまくいく。こんな感じですね。線の強弱を意識しながら書きましょう。ちなみにここでは「ぺんてるふでペン〈細〉」を使っています。


④ 書きたい言葉をその書体で書く。

まずは真っ直ぐ、その書体の通りに書いてみる。見出しと同じく“Calligraphy”と書きました。

⑤ 書いた文字を飾り付ける

いよいよ飾り付け。思い思いの飾りを描いてみましょう。

ぱっと思いつかないよ!という人も、草を生やしたり花火を打ち上げておけば大丈夫です。

爆発させるのも素敵だと思います。

文字を囲うように線を引く(下の画像参照)のもそれっぽくなる手段の一つです。楽しんで描きましょう。

慣れてきたら、文字の大きさや形にもアレンジを加えてみましょう。アレンジした完成形がこちら↓です。



どうでしょう、なんとなくお洒落っぽい感じがしませんか?筆ペン一本で楽しく遊べますね。

練習する時間がどうしても必要になってしまいますが、大体のべ三時間くらいでそれなりに満足するものが書けるようになりました。もともと英字の筆記体に慣れている人、字が上手い人はもっと早く書けるようになると思います。

筆ペンはその性質から、あとから加え書きをしてもバレません。ちょっとここの部分失敗しちゃった!というときに、上から書き足して修正できるのが強みです。鉛筆やシャープペンと同じくらいの胴体なので、持ちやすく書きやすい形をしています。乾きも早いので、手でインクがこすれて紙を黒くしてしまうことも筆よりは少ないです。筆よりは。

誕生日カードや、一言メッセージなどを書く際には、ぜひ筆ペンのことを、時々でいいので、思い出してあげてください。きっとあなたの役に立ってくれるはずです。お読みくださりありがとうございました。

ここから下はおまけとなります。


2.書いてみよう!初級編

ここからはおまけです。文字につける装飾の案などを難易度別に紹介してみたいと思います。まずはこちら


ゴキブリの略称と、蠅を書いてみました。

書きたい単語の文字数が多いとバランスがとりにくくなるので、まずは上の画像のように三文字~四文字の単語から始めるのをオススメします。ここでは線の一部を点線にしたり、文字の横に波線を書いたりしてみました。

ちょっと線が細すぎた!という場合でも、筆ペンですのでその上から書き足してごまかすことが出来ます(ちなみに水彩絵の具などで同じことをするとバレます)。

こうして書いてみると、心なしかゴキブリと蠅がいとおしく思えてきました。筆ペンは思いもしないところに愛を生み出すのですね。

3.書いてみよう!中級編

次は少しだけ凝った飾り付けを紹介します。


落単と書きました。意味はそのまま単位を落とすことです。いざ落単する時、勉強不足が原因ならもちろん反省が必要ですが、それ以外ならあまり自分を責めないようにしましょう。

ここで使っているのは、炎と煙です。とりあえず燃やすことで悲壮感がでますし、立ち上る煙は荒涼とした印象を抱かせます。これらを書くときは勢いが大切です。うねうねした線を頑張って書きましょう。陰になる部分を作り、その部分をちょっと太くするのもそれらしく見せるコツです。

今回はTの文字に旗を振らせることで、かわいらしい感じをプラスしましたが、もっと悲劇を追求したい方は旗を無くして背景にお城でも合成するとよいのではないかと思います。難攻不落の城(単位)が落ちるときの絶望感が出ますよ。

4.書いてみよう!上級編

 炎や煙、花火、草、点線など、さまざまな飾りをここまで書いてきました。正直もう紹介できるものがありません。ここを読んでいるあなたはもうとっくに筆ペンマスターです。己の思う筆ペン道を突き進みましょう。

一筆ペン愛好者として、こんなものをやってみたらいいんじゃないか?というものを紹介するにとどめます。

その一 単語帳を作る


 英単語帳の単語が素敵に書いてあったら、勉強がはかどると思いませんか。文字のデザインを考える上で何回も書くので、単語帳が完成する前にほとんどの英単語を覚えられると思います。発音しながら書くとなお記憶に定着しますよ。

その二 推しを文字で表現する

 推しの名台詞、故郷、好物…何でも構いません。推しへの愛を筆ペンで表現してみましょう。一番手っ取り早いのは推しの名前を書いてみることでしょうか。私は好きなゲームの登場人物21人の名前を書きましたが、楽しすぎてひと月が気づかぬうちに過ぎていました。


制作するにあたって色々調べるので、より推しへの理解が深まりますよ。必然的に筆ペンを握り続けることにもなるため、そのころにはもう筆ペンなしには推しを語れない状態になっているはずです。疲れ目には気を付けてくださいね。


その三 筆ペンを推してみる


 いっそ筆ペンを推してみるのはどうでしょうか。筆ペンで作品をたくさん作って、友達や家族に紹介してみましょう。ここまで書いてきたのは筆ペンを使ったなんちゃってカリグラフィーですが、絵や書など、もっと素敵な使い方がたくさんあります。家に筆ペンの飾るための祭壇を作るなど、物理的に推していくのもアリかもしれません。筆ペンのお誕生日にはケーキでお祝いしてあげましょう。



おまけも以上となります。素敵な筆ペンライフを送ってください。ここまで読んでくださってありがとうございました。

お借りしたもの(全てhttps://www.irasutoya.com/から)

・泣きながら本を読む人のイラスト(女性)

・単語帳のイラスト

・年賀状を描く馬のイラスト

・胸の位置でうちわを持つアイドルファンのイラスト

・筆ペンのイラスト

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