その情熱は輝きを増してーー。
先日7/8(木)、 UNIDOL2021summer 関東予選2日目が開催されました。
UNIDOLとは…
「普通の女子大生が、一夜限りの”アイドル”としてステージに立つ」のコンセプトをもとに行われるコピーダンスイベント。それが「UNIDOL」=「大学対抗の女子大生アイドル コピーダンス日本一決定戦」。
全国規模で開催されており,各地で開催される予選大会を勝ち上がったチームのみが全国 大会へ駒を進めます。(今大会はコロナ禍の影響もあり,会場+オンラインでの開催でし た。)
コロナの煽りもあるなかでの開催でしたが,今大会の「なつやすみ」というテーマらしく,どのチームも明るく爽やかなステージングで,憂鬱さを跳ねのける盛り上がりを見せました。
以前よりRe:Allで取材を行ってきた早稲田大学所属の3チーム (ももキュン☆,Prismile,君はトキシック) も予選2日目にそろい踏み。今回は彼女たちの舞台上での煌めきを余すところなくお伝えしたいと思います。
各チームの大会前の意気込みについて語った記事についてはこちら
全国大会への切符をつかみ取ることができるのは上位4チームのみ。
その結果にもご注目ください!
ももきゅん☆
1曲目:「夏よ、急げ!」SKE48
石田:大会テーマの「なつやすみ」にぴったりな爽やかな曲からのスタート。夏、感じる~。
平野:大人数なのに動きめっちゃそろっててすごいですね。走ったりパワフルな動きが夏の元気さ的なイメージをかきたててくる。
平田:確かにそうですね!1曲目から爽やかでキャッチャーな曲を置くことでお客さんの心をつかんだのかもしれない。指先や足先まできちんと全員が踊っているのすごい。
大橋:そういう意味で「なつやすみ」という大会テーマに合った曲だったかもしれないです。単純にサマーソングを選ぶのではなく、イントロが波のような振りでダンスでも夏を感じるような選曲にこだわりを感じました。
渡邊:振り付けと歌詞がリンクしていたとも言えるね。夏が一足早く来たような感じがする。
2曲目:「純情エビデンス」モーニング娘。‘20
石田:最初のダンスパートのクオリティが高すぎて言葉が出ません。マジですごい。この人数でこれだけ揃えるの、相当練習したんだろうな……!
平野:特に最初らへんが凄かった。一人ひとりの動きが全く統一感がない(褒めてます)。フォーメーションで非常に複雑なのだが、しっかり均衡が取れていて見ごたえがある。
平田:そうですね。サビ前とか全員違う動きしているのになぜかそろっている感覚になりました。
大橋:あと、1曲目が終わってすぐ2曲目に入りましたね。切り替えがすごくて、瞬時に雰囲気が変わりました。ラストの振りの揃い具合が特にすごかったですね。
渡邊:切り替えという意味では、1曲目の爽やかさから、一気にカッコ良い雰囲気になったといえるね。
3曲目:「カラフルスターライト」Cheeky Parade
石田:最初にMCを入れてお客さんたちと一緒に盛り上がろうとしているの、すごくいいな。会場のお客さんが声を出せないぶん、自分たちで一体感を作り上げようとしている。ちゃんとお客さんのことを考えてくれたパフォーマンスはうれしいよね。
平野:そうだね〜。ボーカル担当の人にスポットライトが当たるようなパフォーマンスが非常に良き。ところどころ、注目してほしい歌詞が画面上で表示されるのが良い。
平田:当然のように複雑な隊形に移動してるのすごすぎておもしろいですね。
大橋:確かにおもしろいですね!ハートを作る振りで、身長差があるメンバー同士でも綺麗にハートを作っていて身長差を感じさせないのがすごかった。
渡邊:肩を組むラインダンスの振りにも、青春を感じたね。曲の終盤なのに笑顔でいられるのがプロ!
4曲目:「泡沫サタデーナイト」モーニング娘。‘16
石田:MCで絶叫からの転調→ラスサビってもう盛り上がるしかないじゃん!! この演出はずるいって!!(嗚咽) かわいさと力強さが融合した最高のパフォーマンスでした。
平野:確かに(笑)これも3曲目と同じでボーカルにスポットを当てるのを大事にしているから良いと思う。
平田:盛り上がる曲でシメるのどうなの? とは思いましたが、実際に見てみるとすごかったですね。お客さんの目をよく引いて終わらせた気がする。
大橋:確かに最後は凄かったです! ダンスがキレキレで、スタミナがすごい。煽りが上手くて、観客が声を出せたら会場全体がめちゃめちゃ盛り上がっただろうなと思いました。
全体
石田:最初から最後まで全員で踊り切る気概がすごい。さすがです。
平野:あと、ただフォーメーションや動きを複雑にしているっていうだけではなく、特に見てほしいっていう部分が分かるメッセージ性の強いパフォーマンスになっているのではないかと思う。
平田:なるほど〜全ての曲において、動き、統一感に洗練されたナニカを感じましたね。練習量気になります。
大橋:統一感という意味で、確かに私もダンスのシンクロ率の高さに驚いて、腕や脚の角度が揃っていたのがすごいと思いました。衣装替えもなく、後ろの映像もシンプルに歌詞のみにしているところから、ダンスの実力だけで勝負しにきている感じもしましたね。
渡邊:実力を伴った難易度の高いフォーメーションダンスを、しかも終始笑顔でこなす姿に感動した……!
ちなみに、ももきゅん☆さんは手作りで衣装を作ってます。(去年のインタビューより)
Prismile
1曲目:「ウロコ雲とオリオン座」つりビット
石田:白い衣装がかわいい!
平野:花、というイメージに近かったね。特に最後のフォーメーションから花が咲くイメージを感じた。綺麗……!
平田:フォーメンションも凄かったですが、それより後ろの映像すごく気になりました(笑)でも確かに白い衣装からは純粋感が湧き出ていたと思いますし、曲によく合っていました!
大橋:後ろの映像は、パフォーマンスに上手く融合していたと言えますね! 特に最初のオルゴールの映像は振付を際立たせていた。
渡邊:白い衣装は、映像や照明の色が変わるたびに雰囲気が変わるという意味で効果的かもしれない。
2曲目:「流星flashback」Fullfull Pocket
石田:歌いだしの表情に迫力があって、本当に歌ってるのかと思ってびっくりした! 2曲目で後ろのスクリーンに歌詞を出していて、歌詞にこだわって選んだからこその演出なのかなと思った!
平野:これは実際に歌ってるんでしょうか?
平田:そのくらいの迫力がありましたね! 歌詞や曲調のカッコよさの合間に、かわいさ美しさがチラチラ見えました。そういう意味で、本当にアイドルを見ている気分になれたというか。
大橋:アイドル魂を感じましたね〜。人数が少ないから、誰か一人の振りが少しでもズレると悪目立ちしてしまいますが、見事に振りが綺麗に揃っていたと思います!
渡邊:振りもそうだし、曲と口の動き、表情の動きもほとんど合っていたね。
3曲目:「星の旅人」転校少女*
石田:最後の曲で全員揃う演出がエモい! あと、一列に並んで隣同士で見つめあうところがかわいかったし、ラストの青の衣装は夏っぽくて爽やか! でも逆にちょっと大人っぽくもあって、曲のイメージとぴったりだったと思った!
平野:最後は全員、衣装の色が白から青へ変わったね。照明も青っぽく統一された? 一列に並んでメンバーが歌いながらズレていく感じが、一人ひとりに見せ場できるようにフォーメーションが工夫されていたね。最後は全員が横並びになるフォーメーションが多かったけれど、今度は誰がセンターとか工夫であったといえるね。
平田:そういう意味で、メンバー同士の仲の良さが垣間見えました! 確かに大人数でありながら、メンバーそれぞれに見せ場がある。早着替えも凄かったです!!
大橋:一番「仲がいいな〜」と感じたのは、やっぱり最後に横一列になった時ですね。メンンバーがお互いに見つめ合ったりしていて、本当に仲の良さを感じました。本家(転校少女)より人数が多い中で、一人ひとりの見せ場を作った工夫は確かにすごい……。
渡邊:衣装の青もとにかく素敵だったね。一人ひとりの見せ場で、個性が溢れる……。
全体
大橋:チームのコンセプトである「王道かわいい」感じが出ていたと思います! 曲によって人数構成を変えていて、面白かったです!
平田:爽やかで白や青がよく似合う曲3つで構成されていましたね。ザ・清楚系って感じがする。
平野:曲もそうだし、動きがそろっていたのが何よりすばらしい。ステージ全体を活用したパフォーマンスとして良かった。
渡邊:あと衣装もかわいかった! ここにもチームのコンセプトが現れているのかな?
君はトキシック
1曲目:「ムキダシで向き合って」モーニング娘。'16
石田:1曲目はかっこいい系だった。振付も力強くてびっくりした。うしろのPVの完成度も高くてしょっぱなからインパクトが強かった!
平野:確かに! 可愛らしい振り付けというより、かっこいい感じですね。いうならば「スパイシー」っていう感じの。
大橋:後ろの映像は、本家のMVを再現していましたね。すごかった。衣装も本家に忠実で、リスペクトを感じました。
平田:一曲目の激しさは、モーニング娘。’16の半分ほどのメンバー数にもかかわらず、迫力ある演技で力強さを感じさせたね。
渡邊:ピンクに黒のドットは、少人数のチームの強さを出していたね。拳を振り上げる振り付けや激しい動きには、非常に力強さを感じた!
2曲目:「エンドレス」超ときめき ♡ 宣伝部
石田:2曲目は元気系でフレッシュさあふれる曲だったといえるね。はじける笑顔が素敵! 二人で大きなハートをつくるシーンに心を打ちぬかれました。かわいい!
平野:確かに「カッコ良い系」から「可愛い系」にイメージチェンジしたと言えますね。いわゆるギャップ萌えってやつ?
大橋:明るくて可愛い感じの曲は、ハートを作る振りが所々にあって可愛かったです。笑顔がキラキラして眩しかったですし、スカートの色を本家の衣装に合わせていたのにもこだわりを感じました。
平田:1曲目のかっこよく攻撃的な曲から2曲目の爽やかな雰囲気につなぐまでに、一度去年の冬の苦念を晴らす演出があったね。一度で空気がガラっと変わった。
渡邊:色違いの衣装だったけれど振り付けは揃っていたから、チームとしての統一感があったね。
3曲目:「ポップコーントーン」私立恵比寿中学
石田:3曲目もPVへのこだわりがよくわかるつくりになっていた。メンバー変わらずでこんなに激しく踊り続けることができるのすごい! 中盤らへんで一列に集まって隣同士でハグしてたけど、こんなのもありなんだ! ラストみんなで手をつないで前に出てくる演出もあって”メンバー全員で作り上げる舞台”というコンセプトがしっかり伝わってきてよかった!
平野:特に「ありがとう」っていう歌詞のところ。メンバーの笑顔、表情の作り方が素敵だった!
大橋:確かにそうですね! 歌詞にもメッセージ性があって、今まで一緒に頑張ってきたメンバーや応援してくれている人への想いを込めた選曲なのかな? とも思いました。最後まで元気いっぱいで表情も豊かで、可愛さがはじけていました!
平田:三曲目の選曲は、自分たちの感情を乗せると同時に観客たちにも目を向けており、とても熱意が伝わっていたと思います。「応援したくなるアイドル」ってこんな感じなのかなと思いました!
渡邊:感情の表現は特に力が入っていて、そういう意味で応援したくなったね。疲れるだろうに曲の終盤に向かってどんどん笑顔が増していくのが、なによりすごい!
全体
平田:1曲目は赤でカッコよさや強さを印象的に、2曲目は白や青で爽やかに、3曲目はメンバー5人のイメージカラー(スカートの色より)を使ってグループの感情や熱意を訴えかけているように感じました。
大橋:確かに1曲目と2,3曲目の雰囲気が全く違う感じで、いい意味でギャップを感じましたね! かわいい曲もかっこいい曲も、両方こなせる姿を見ることができました。しかも各々の曲に合った表情をして、表情豊かで魅力的でした! 映像や衣装が本家に合わされていたのも、細部へのこだわりを感じました!
平野:演出の話では、イメージを一つにこり固めるのではなく、カッコ良さとか可愛さとか色々なアイドル像を表現出来ているという点が、最大の魅力かなと個人的に思いました。あと、表情の作り方も自然で曲調に合っていると思いました。全てにおいてバランスが取れていて、見ていて安心感すら覚える演出だったと言えますね!
渡邊:それぞれギャップのある曲だったけど、全体としてとにかく力強さを感じたね!
結果
今回取材した3団体の中から、「ももキュン☆」さんが全国大会へ進出しました!!!
皆さんお疲れさまでした。
まとめ
ダイナミックな演出と迫力のあるパフォーマンスが特徴的だった「ももきゅん☆」さん、「王道かわいい」のコンセプトに見合った衣装とパフォーマンスの「Prismile」さん、かっこいいからかわいいまで多種多様なパフォーマンスを披露してくれた「君はトキシック」さん、それぞれのグループの特徴が表現されたパフォーマンスはどれも目を見張るものがあり一瞬も目を離せませんでした!
予選2位通過という華々しい成績を残したももきゅん☆さんは決勝戦での活躍に期待です!
敗者復活戦もありますので、「Prismile」さんと「君はトキシック」さんたちの活躍にも目が離せません!
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